Ristorante" il Centro " / Dimora Cordero
旅の終盤は、最終目的地であるピエモンテ州・プリオッカという小さな村を訪れました。目的地は、そのすぐ隣にある、ミシュラン星付きの「リストランテ・イル・チエントロ」へ。宿泊は併設しているホテル「デイモーラ コルデロ」に泊まりました。これが10年に1度の至福のひと時でした。
料理もさることながら、感動したのはソムリエが大変スマートだったこと。終始にこやかで目は輝き、所作はバレリーナのよう。ワインの説明も、生産者の情報をしっかりと伝えてくれます。本当に素晴らしい。日本のアニメが好きだと教えてくれました。
私たちが訪れたのは3月、この時期は、特別な「フリットのみのコース」が提供されていました。皆軽々と食べていましたが、私たち旅行者には、少々重ため?で途中でギブアップ。
このあと食後のエスプレッソと小菓子も、やはり胃袋が足りない。
食事中、ワインジャーナリストの宮嶋勲さんがいらっしゃることに夫が気づき夫婦で静かに興奮。ピエモンテの重鎮当主たちと会食中でした。さらに驚いたのは、帰る時、ひょっこりテーブルの下からワンちゃんも出てきたこと。2時間以上、ずっと良い子で待っていたようです。会食にも慣れたご様子のお利口ワンちゃんでした。リストランテであろうとも一緒に。食事の仕方も綺麗でスマートなヨーロッパならでは光景に思えました。
翌朝、部屋の窓から教会を眺め旅の感謝を伝えました。
朝食も有名なデイモラ コルデロは、朝からクロワッサン、フルーツ、手作りジュース、カプチーノ、ハム、卵料理、チーズ、と全て手作りで細やかな心遣いが感じられました。チーズには、ハムやサラミ、ジャムも数種類用意され、どれもバランスよく素晴らしいものでした。
教会の周りは、小学校と、小さな食料品店と、薬局のみ。夕方はお迎えの車が次々と。黄色いスクールバスも到着しました。下校時の子供達が通り、息子に「ciao!って言ってごらん」と言って勇気を振り絞った息子がチャオと一言手を振ると、みんな、チャオ、チャオと次々と挨拶を返してくれました。旅の醍醐味、プリオッカの村での良い思い出です。